ニーズに大きく影響を受ける消化器内科医の年収

  消化器内科医の平均年収額

内視鏡検査に関するスキルなど、一朝一夕で身につけることができない技術はあるものの、消化器内科という分野は他の分野から転科することも比較的しやすいと言われています。
もちろん、これまで消化器内科で働いてきた医師が、これからのキャリアのことも考えた上で転職へと踏み切ることも十分な意義が出てくるでしょう。

転職や転科することのメリットの一つは、年収アップの可能性が広がることではないでしょうか。
事実、消化器内科医の年収額は他の内科系医師と比べても高額であると言われています。

内科医の平均年収が1,200万円から1,300万円と言われていますが、一方の消化器内科で働く医師は1,400万円ほどが平均額になるというデータがあるのです。

30代から60代までの約半分の医師が1,400万円以上の収入を得ており、また、どの世代にも15%前後は2,000万円の年収を超える医師がいることから、こうした高い平均額が算出されていると考えられます。

60代になるとこれも少し落ち着くようですが、それでも内科系の中では優遇される傾向が強いと言えるでしょう。
さらにスキルを磨いていけば、平均額を十分に上回る年収を得ることも不可能ではありません。
もちろん、転職によってそれを叶えることもできるはずです。

  地域差が見られる年収の額

消化器内科医の年収額に年代差があることには少し触れましたが、当然のことながら、これには地域差も生じています。
これは医師の偏在傾向からニーズの偏りが生じることによって表面化している現象ではありますが、これも転職を考える医師にとっては、一つの参考となるかもしれません。

都道府県やそれ以上の大きな塊で見たときに、この分野の医師の年収が比較的高いのは、高知や愛媛などの四国地方、そして、福岡や熊本などの九州地方及び沖縄県です。
中国地方も含め四国地方では半分以上の医師が1,400万円以上の年収を得ており、九州及び沖縄地方に関しては、ほぼ100%の医師が同額の年収を受け取っている状況です。

一方で、最も平均の年収額が低くなっているのが関東や関西などの都市部です。
東京、大阪などは人口も多いので医師のニーズも高いものの、医師も集まりやすいことから、医師不足が原因の年収高騰という現象は起きにくい状況があります。
加えて、若い医師も多いので、やはり年収の平均額がそれ以外の都道府県と比べて上がりにくいのでしょう。

北海道や東北地方は年収2,000万円以上の医師の割合が最も多く、平均額もかなり高め。
1,000万円を下回る医師はほとんどいませんから、転職先を決める際の参考にしてみてもいいのではないでしょうか。